ウェルビーイング
ウェルビーイングについてWHOは「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(well-being)にあること」と定義されています。
ウェルビーイングの深化
ウェルビーイングとは『個人』だけではなく個人をとりまく『場』が持続的に良い状態でいられることです(※)。
- 今が楽しい(個人・現在)
- これからの将来に希望を持てる(個人・将来展望)
- 周囲の人の幸せを願う(社会・共生)
- 組織・地域・世界を良くしていきたい(利他性・公共・持続)
※京都大学こころの未来研究センターの内田由紀子氏
ウェルビーイング5の要素
アメリカのギャラップ社は、ウェルビーイングの構成要素を下記の5つに定義しました。
- キャリア:仕事・趣味・家庭生活などのバランス
- ソーシャル:お互いを認めて信じあえる人間関係
- フィナンシャル:安定した収入や資産の確保
- フィジカル:心身の健康やモチベーションの維持
- コミュニティ:所属している組織への満足
PERMAモデル
ポジティブ心理学の推進者セリグマンは、幸せになるための5つの条件としてPERMAモデルを提唱しています。
- Positive emotion:ポジティブな感情を感じる
- Engagement:何かに没頭する
- Relationship:他者と良い関係を築く
- Meaning:人生の意味、社会貢献を自覚
- Accomplishment:達成感や成果を得る
ウェルビーイング経営
ウェルビーイング経営とは、肉体的・精神的・社会的に満たされる組織づくりです。従業員のウェルビーイングを高めることことで『今が楽しい』から『会社の将来に希望が持てる』と感じ『組織や顧客の幸せを願う』行動につながり『会社や社会を良くしていきたい』と深化が進んでいくと考えられています。